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8. 作業計画

8.1 成果品

Point.1 必要な成果品を明確にする

対象や目的に対応した成果品を提出するには、受発注者協議においてBIM/CIMモデル等の到達イメージを双方で確認し、モデルの精度や限界、利用範囲を合意しておく必要があります。

■地質調査に対する要求事項と成果品
地質調査に対する要求事項と必要な成果品の例を表8.1-1,2に示します。事業やその段階によって要求事項や地質調査成果は様々です。3次元地質・地盤モデルは多種多様な建設事業等で利用することが可能である反面,それらの目的や用途に対応したモデルを構築しなければなりません。そのためには初期段階での受発注者協議が最も重要であり,ほとんどの仕様や精度を初期段階で決定する必要があります。

 成果品の品質やトレーサビリティの確保,地質・地盤リスクの可視化についても客観的根拠が必要となり,その信頼性も適切な照査フローのなかで担保される必要があります。同じデータを用いれば異なる技術者でも同じモデルが構築できることが、モデルの信頼性を保証する観点から重要と考えられます。

表8.1-1 建設事業対象における地質調査に対する要求事項と成果品の例(引用:1)

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表8.1-2 建設事業等の目的における地質調査に対する要求事項と成果品の例(引用:1)

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